2018/10 秋の北陸その3

北陸の旅も2日目。この日は朝から電車に乗って富山までの小旅行。

最初に書いてしまうと、元々は金沢だけでは三日もかけて見るところは無いと思い、富山に足を延ばすことになっのだが、その脇役のはずの富山が金沢という主役を食ってしまいかねないほど印象的な街だった。

 
さて、富山駅に到着。まずは駅北口からまっすぐに伸びた道を歩いて富岩運河環水公園に向かう。
 
 
正直大したことはないとタカをくくっていたのだが実際この目で見てびっくり。富山MIRAI都市計画のシンボゾーンとして作られたとかで綺麗な運河沿いに県の美術館やら体育館やらも並び想像以上にスケールの大きな公園だった。
 
 
真ん中の緑色の建物が世界で一番美しいと言われたスタバ。せっかくなので我々も休憩がてらコーヒーを飲んでみた。
 
 
そのスタバでまったりしていたらもうほぼお昼の時間。どうせなら富山のお寿司を食べようと駅まで戻って駅中の回転寿司へ。白エビやらいくつか試してみたけれどそれほどでも無しで、ちょっと残念。
 
 
その後は駅前から富山名物のトラムに乗ってガラス美術館へ向かう。
 
 
途中には富山城などもあってゆっくりと動く車窓から見る富山の街に興味津々。
 
 
10分ほどで到着、この日はアメリカのガラス工芸家の特別展が開かれていてそちらも含めて見ようとすると入場料が一人1,000円かかるとのこと。高いかなとも思ったが折角なのでそちらも見ることにした。
 
 
中に入るやその建築の迫力、特に木の使い方に圧倒された。聞けば今建設中の国立競技場と同じく隈研吾の設計とのこと。設計者は異なるが金沢駅の鼓門に勝るとも劣らない和風モダン建築でこれを見ただけでもここにきた価値ありだった。
 
 
しかもこの建物は富山市立図書館を併設していて、何でも日本一心地よく過ごせる図書館だとか。実際に富山に住んでいたとしたら本当に一日中入り浸るかもしれないと思わせた。
 
 
 
さて、前にも書いた入場料1,000円の価値が有るや否や。これはズバリその価値あり、特別展示物も想像していたガラス工芸品などというレベルではなく、その大きさだけをみてどうやって作ったんだろうと思うほどのスケール感でこちらも大満足。
最初に書いたように付録のつもりで訪れた富山だったが今回の富岩運河環水公園とガラス美術館の二つだけでも、さすがに富山出身の女優の柴田理恵がお国自慢するだけのことはあった。次にまた来ることがあるとは思えないが、もしチャンスがあれば一晩泊まってゆっくり見てみたい街だった。