この日は久方ぶりにいつもの寿司屋に出かけた。
前日に満席で断られたこともあっていつもよりも楽しみにして入店。さて今日はどんなネタがあるんだろうかと親父さんへの挨拶もそこそこに私の眼は目の前の看板へ。まあ、とは言っても小さな個人店ではそれほど変わりようはないのだが・・・
と言う事ですぐに出て来たこんな突き出しでまずは生ビール。
そのあとは例によって、刺身を３点ほど、左からヒラメ、鰹にスミイカ。
それに加えてこの日は活きの良さそうなイワシがあったので磯部巻きにしてもらった。
この辺りで日本酒に切り替えると、脇ではカミさんが既に握りを頼んでいる。
この日はいつもの茹で海老ではなく、珍しい生の車海老があったので私もそのうちの一貫をお相伴させて貰ったが噛むたびに跳ねっ返して来る感じで甘い。
とは言え、こちらとしてはまだ呑んでいたかったので、つまみでホタテのバター焼きを追加。
すると先ほどの車海老の頭がここに入っていた。勿体無いので当然この頭をチュルチュル。ホタテの方にもエビの出汁が絡まって良い具合だった。
酔いも良い具合に回ったところで私も握ってもらう事にして大好きな赤貝とつぶ貝。
カミさんの方は既に〆に入って巻物とお椀。
このお椀は一口啜らせてもらったが、さすがは寿司屋のお椀だけあって魚のアラの出汁が絶妙の味を出していた。
と言う事で私の方も中トロを巻いてもらって〆。
前回訪問からひと月以上も間が空いてしまったが、やはり気の置けない会話と旨い寿司は他所では味わえない。
と〆たはずのところ、実はこのあとの帰り道でもう一軒。
カミさんが何となく寄りたそうにしていたのを感じたので、彼女が大好きなワインバルへハシゴ。こんなオイル漬けのカキなんぞを摘みながらそれぞれワインを一杯づつ呑んでこれで本当の〆。
やっとこんな事ができる雰囲気となってきたが、この状況がいつまで続くのだろうか・・・・コロナも下げ止まりをしているようで何となく不安。
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