最後に今回の旅で役に立った情報をまとめておきます。
いろいろ調べた結果、必要な情報はそれなりに見つかったものの、当然アクティブな若い方達からの情報が中心。私たちのようなシニアの視点や子供連れの情報が比較的少なかったので何かの参考になれば幸いです。
「渡航の準備」
1. アメリカ渡航に必要なESTAは家族分あるいは苗字が違っていてもまとめて簡単に申請できる。
2. 今回の私たちのように「苗字が異なる子供を同行する」場合は、念のためこれを持っていくことをお勧め。
「航空会社」
1. 今回は旅の最初から孫たちにアメリカを感じさせたかったので、あえて往きにアメリカの航空会社を選んだが、正直な話、今回アメリカン航空を選んだ事は座席も狭くて失敗だった。日系を選ぶか否かは考え方次第だが、子供連れの場合、帰りの便だけは日系の会社を選ぶことをお勧めする。実際、帰りのJALに乗り込んだ瞬間の彼らのホッとした顔が忘れられない。
2. ラスベガスへは日本からの直行便がなく今回はロスアンゼルスを経由地とした。一方、後で気がついたが大韓航空の直行便が韓国からラスベガスへ飛んでいるので、仁川を経由して直接ラスベガスに入るという手があった。初日の長旅の疲れや乗り継ぎ時間などを考えるとそちらの方が楽だったような気もするが、そうなると帰りの便も大韓航空かスカイチームのアライアンスのデルタとなるので、上で書いた事とのバランスで悩ましいところ。
「旅の費用など」
1. これから似たような旅を計画する方々に一番興味があるのが今回の費用だと思うので、あえて書いておくと、大人3人と子供1人 (11歳以下は子供とカウントされる) で7泊9日の旅の総額は100万円とほんのちょっとくらいだった。その半分が足代で、3割がホテル、残りが食事代と言ったところ。特に贅沢もせず、かと言ってケチりもしなかったが、高いか安いかは別としてこの位の金額でこの程度の旅が出来た事は確か。
2. 食事代は思っていた以上に高かった。そもそもメインの料理だと一品30ドルは当たり前、その上に税金がかかるしチップは最低でも15%なので、すぐにそこそこの値段になる。もっともアメリカは給料もしっかり上がっているのでこれが当たり前、むしろ給料が上がらなくて食事代も安く据え置かれている日本の方がおかしいのかもしれないが、何れにしてもそれなりの予算を覚悟しておく必要がある。
3. もう一つ重要な要素がベッドの大きさ。特に海外が初めての子供連れの場合、不安を与えないためにも一緒の部屋で寝ることになる。行く先々で2ベッドルームのスイートを抑えることなどは費用を含めて無理なので、現実は二人で寝れる大きさのベッドが二つ(以上)ある部屋を探すことになる。そこで重要なのがベッド幅、今回は160cmくらいのクイーンサイズのベッドが二つ(ソファベッドも含め)あることを条件に探したがそこまで具体的な情報がなく中々大変だった。もちろん途中のいくつかのホテルでは前にも書いたように洗濯ができる事も条件とした。
4. 今回はそんな全ての予約をインターネットを通じて自前で行ったことで、行き違いなどの可能性についての多少の不安があったが結果は全く問題が無かった。その辺りは信用しても良さそうだ。
「レンターカーでのドライブ」
1. まずは免許。日本は運転に関する国際条約に加入しているため本来はほとんどの国で日本の運転免許がそのままで通用する。ところが免許の記載が漢字でおまけに西暦も入っていない。そのため今までは日本の免許に加え国際免許と称する「実は翻訳に過ぎないもの」をわざわざ取りに行っていた。ところが今回レンタカーを手配しようとしたところ、そんな国際免許に代わりハーツが裏書きしてくれる3ヶ月間有効な運転免許翻訳フォームがあるので実際にそれを使ってみたが全く問題が無かった。また、レンタカーについても、例えばハーツにはゴールドメンバーという制度があり、無料でメンバー登録しネットで予約しておきさえすればカウンターに並ぶ必要はなく、メールなどで知らされた駐車場の場所から直接車をピックアップすることができる。あとは出口で日本の免許証とこの翻訳フォームを見せればOKなので利用すると絶対便利だと思う。
2. 今回レンタカーは万が一の場合の安全性と高速運転の楽チンさで考えジープのグランドチェロキーないし同等クラスを指定。満タン返しは無し、かつ、レンターカーの運転がクレジットカード付帯の保険でカバーされるのか「極めて曖昧」だったので、別途フルカバーの保険をつけた結果5泊6日で約7万円だった。ガソリン価格は場所にもよるが、リッターに換算すると85円から90円くらいなので、あまり燃費を気にする必要はない。そのため借りるなら大きな車を借りるべきと言える。
3. ドライブナビは必須。GOOGLEナビがおすすめだが、大都市はともかくも田舎を走る場合、モバイルWiFiのキャリアの選択は超重要。アメリカ最大手のベライゾンがお勧め。
4. そんなベライゾンでも電波の入らない地域があったのでオフラインのナビ「Maps.Me」も役立った。
5. 道路状況は良好で今回はハイウェイか一般道路を問わず、時折現れる街中を除くと制限速度は65マイルないし75マイルだった。そのため1日辺り250マイル、約400キロ程度を走る前提でプランすれば、私のようなシニア世代でもそれほど無理なく走れると思う。また今回は以下のようにラスベガスから出てラスベガスに戻る周遊ルートをとり実走行で1500キロを走ったが、例えばもっと南にあるフェニックスから入り、グランド・サークル→ラスベガスというルートでも良かったかもしれない。あるいはその逆のルートでラスベガス→グランド・サークル→フェニックスとし、そこからそのままサンディエゴに飛ぶという方法もあったかも。
「ラスベガス」
1. ラスベガスは広くひたすら歩くことになる。でも車では飲めないし、そんな時は ?
2. ラスベガスでは無料駐車できるホテルはほぼ無くなった。フリーモント・エクスペリエンスなら、いつも停められて安価なこちらの駐車場がお勧め。
「グランド・サークル」
1. グランド・キャニオン正式案内書
https://www.nps.gov/grca/learn/news/upload/grca_japanese.pdf
2. グランド・キャニオン鉄道
3. アンテロープ・キャニオンはナバホ族運営のツアーに参加しないと見る事が出来ない。しかもキャパシティが限られているので事前に予約をすべき
4. モニュメント・バレーはツアーでも自分の車でも入ることが可能、ただし普通車では難しい
「サンディエゴとMLB」
1. 観光スポット
3. ペトコパークあれこれ
4. チケット購入は最初からここにアクセスしていれば・・・