スペイン車旅 コルドバからカルモナへ

この日はこの旅一番のハイライト、カルモナのパラドールに泊まる。

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f:id:Mtkisco3:20191111095702j:plainそれならそれで欲張らず、早く現地に入ってゆっくりしようということになった。

そこで当初計画のこの日のセビージャ観光はあっさり諦め、パラドールのあるカルモナ村へ直行することにした。そこでまずは泊まっていたアパートのパティオでゆっくりと朝ごはんを食べたが外でのこんな朝ごはんもなかなか乙なもの。ここでは8ユーロほどでこんな朝ごはんをつけてくれた。

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車を出して出発、この日のカルモナまでのドライブはほんの100キロほど。

今までの緩やかな乾いたオリーブ畑が続く景色からだんだんと緑が増え、もう目的地のカルモナが見えてきた。

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下道に降りてナビの指示に従って細い道をグルグル。

ようやく山のてっぺんにあるパラドールの表玄関セビージャ門に到着した。この門もやたらと幅が狭くて通るのがギリギリ、ちょうど車のミラーの高さに合わせ脇を削ってあるのが面白かった。考えてみれば当時は馬車しかなかったはずだし、そもそもがお城の門なので敵が入りにくいよう狭くした、そんなことを考えると面白かった。

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こちらは残酷王とも呼ばれたペドロ1世王という人が14世紀に建造したお城との事。

今はそれを国営のパラドールとして運営しているもので、数あるパラドールの中でも超人気のパラドールの一つだとか、予約が取れたのはラッキーだったし、確かにそれだけの価値はあった。

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このパラドールも山のてっぺんに建っているのでそこから見える景色は圧巻。

部屋の窓を開けるとこんな景色が飛び込んできた。時期がよければ向こうに見える地平線までひまわりでいっぱいになるそうでそれも人気の要素となっているらしい。もっとも部屋に入るドアなどは旧式のため鍵もやたらと大きく、しかも開けるにはコツもあるようでなかなか開けることができずに苦戦することになった。

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さて、そのあとは早速街の探検を開始。

こちらも白くて可愛らしい小さな街並みで街の中心まで10分ほど歩くとあちこちにタパスバルやらレストランがあり、ちょうど小腹もすいてきたタイミングだったのでそのうちの一軒で昼食にした。

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そこで昼からビールを飲みながらつまんだのがこんなもの。

上は多分ポルトガルなどでよく食べる干し鱈バカリャウのフリット、下はカジキマグロを玉ねぎと煮た (?) もの。どちらも素朴だけれどいかにもローカルの味でうまい。こんなものに巡り会えただけでラッキーだった。

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さて、食べるばかりになってしまうが次は夕食。

元々この旅の目的の大きなものの一つが食べることと呑むことなのでお許しいただくこととして、この日訪れた一つ星レストラン La Yedra は、ある方のブログで知って日本から予約を入れておいた。ネットでそんな事が出来るのも便利になったものだ。

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さすがに一つ星。

そこでこの日はわざわざ日本から持っていった上着を着込んでちょいと緊張気味。少し寒かったけれど雰囲気の良いパティオの席に座ってメニューを見ると、それほど雰囲気も硬くないしうまそうなものが並んでいる。

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そんな雰囲気の中で私はマッシュルーム、カミさんはほうれん草の料理を注文。

このマッシュルームは生で上にのっているのは半熟よりちょいと硬めの卵。これがべらぼうにうまくてこの旅の一番。前日のキノコのソテーと言いちょうど良い時期に巡り会わせたようだ。

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メインは私がサーロインステーキ。

予想とは異なりこんな形で出てきたがミディアムで頼んだにも拘らず私には火が入りすぎているように思えた。下はカミさんが頼んだフォアグラ。実はメニューを見ても何かがわからないままで頼んだのだが結果オーライ、少しもらって食べてみたがさすがはフォアグラ。これも下に卵が敷いてあったのでこの店は卵を使うのが特色なのかもしれない。

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結局、ワインもボトルで開けてお代は2人で合計1万円くらいだったように思う。

もちろん評判の良かったパラドールのダイニングで食べるというオプションもあったがこんな地元のレストランを選んで正解だった。もっともカミさんに言わせるとこのデザートには物足りないものがあったようだが・・・

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ということですっかり満足して部屋に戻った。

それにしてもライトアップされた門やパラドールの姿は明るい時に見たときとはまた違って素晴らしいものだった。

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広島風お好み焼き

ここ数日なぜかお好み焼きの気分。

前々から駅前にそんな店があったなぁと思い出し行ってみることにした。カミさんと2人で入店すると時間が早かったこともあり先客は1人だけ、それでもカウンターに座ると目の前には大きな鉄板があって期待値は満々。早速ビールを頼んでおいてメニューを見ながらそれぞれお好みの具材を選んで (私はカキ) 注文した。

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すると早速マスターと思しき人が小麦粉を溶かしたものを目の前で薄く伸ばし、その上に大量のキャベツともやし、さらにその上に豚肉をのせた。

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頃合いを見てひっくり返しその脇で炒めていた中華麺とドッキング。

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さらに生焼けの目玉焼きを崩した上にその麺と生地を乗せソースを塗って最後はその上に大量の広島ネギ。

これで完成、さあ召し上がれとなって実食。で、最初の感想はエッ??。大昔とは言え広島焼きは食べたことがあったので、もちろん大阪や東京風と異なることは知っていたがそれにしても違いすぎ。感覚としてはあまり味のしない出来上がり前の焼きそばを食べている感じ、前に食べた時は生地が薄いとは言えもう少し存在感があって美味しく食べたと思うのだが・・・

そんなこんなでお勘定、ビールを2杯とお酒を1杯飲んだとは言え6千円近くでこちらも ??。店選びでほとんどしくじったことのない私としては味もコストパフォーマンスの方も不完全燃焼で残念だった

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スペイン車旅 グラナダからコルドバへ

スペインに入って3日目。

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この日はハエン (Jaén) を経由して210キロ先のコルドバに向かった。

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途中こんな鄙びたところで休憩してお茶。

それでも粉から挽いてくれたカフェコンレッチェ (いわゆるカフェオレ) は美味かった。

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例によって一方通行の細い道に気を遣いながらお宿に到着。

この日のお宿はたまたま専用パティオまでついた立派な2ベッドルームのアパートメントで玄関ゲートを入ると右奥に見えるのが私たちの部屋の入り口。こちらも接した道路が狭くそれでもようやくのことではじに駐車して荷物を降ろすと、レセプションの女の子が車に同乗してちょっと離れた専用駐車場まで連れて行ってくれた。

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荷物を置いてまず出かけたのは中華料理店。

日本を離れて4日目、この辺りでこの類のものを食べておかないと、この先せっかくのバル巡りがしんどくなりそうだと意見が一致。とりあえずこんな食べ慣れた味にホッと一息ついた。

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その中華料理店のすぐ脇にもこんなローマ時代の遺跡があって修復作業が進んでいた。

どうやらこの辺りはいろんな時代の遺跡のオンパレード、そこらかしこでまるで歴史の博物館のようなもの。歴史好きにはたまらないだろうな。

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さて、そこからはまた歩いて、ここコルトバの観光の目玉メスキータヘ。

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門を潜るとこんな中の光景が目を引いた。

メスキータとはイスラム教のモスクのこと。スペイン語でmezclar (混ぜる)という動詞があるがおそらくはその言葉通り、最初はイスラム教のモスクとして使われ、その後キリスト教コルドバを征服すると、この教会を壊さずに使用したのでこの名前が課せられたらしい。そのせいであちこちに両方が共存した雰囲気が色濃く残っていた。

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その後はそこから歩いてすぐのローマ橋へ。

コルドバは紀元前にローマ人が建設した街で1世紀にはすでにローマ人によってここに橋が造られ、その後918年になってムーア人が今の形の橋を作ったとのこと。なるほどそう言われれば触れる空気までそんな歴史を感じる気がした。

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次はガイドブックに従ってユダヤ人街にある花の小径へ。

正直こんな道がずっと続いているのかと思っていたら、ホンの20メートルほどの小径だった。もっともこの後もあちこちでこんな白い壁に花を飾った光景を見ることになる。

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その後は例によってアパートに戻って一休み。

この日の夕食はアパートに戻る際にちょっと気になっていたTaberna La Quartaというアパートからはほんの20メートルほどのお隣さんのレストラン。

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こちらで食べたのはこんなもの。この中で一番だったのはキノコのソテーで単にオリーブオイルで焼いてイタリアンパセリのようなソースを乗せただけなのにびっくりするくらい美味しかった。二番目はコロッケでこの辺りの名物、三番目は子羊の骨つきソテーでいずれも素朴ながらなかなかの味。

予備知識なしで訪れたレストランだったが、開店と同時にほぼ満員になっていたし、部屋にもどって見たレビューもなかなかだったので良い選択だったようだ。

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帰国後初の休肝日

スペインから戻って一週間が経った。

時差も戻って変な時間に目が醒めることも無くなったし留守中にたまっていた諸々も片付いてようやく普段の生活に戻ってきた。それにしても留守をしていたホンの10日ほどの間にめっきり寒くなってきた気がする。今朝もワンコ散歩に出ると手が冷たく感じられそろそろ手袋がいりそうだなんて会話が出ている。

そう言えばもう11月も半ばだもんなぁ。先日の台風被害にあった方々が風邪をひいたり体調を崩すことがないと良いのだが・・・

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さて、本場でのバル巡りのせいでここ2週間の休肝日はサボりっぱなし。

てなことで、この日のメニューは餃子と豚汁の定食仕立てだったので私の出番は全く無し。それはそれで良いのだが手持ち無沙汰でビールでもとなりかねないところが大問題。そこをぐっと我慢して、今週のノルマは無事クリアー。

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スペイン車旅 マラガからグラナダへ

早速マラガを出発、いよいよ130キロほど先のグラナダへ向かう。

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幸い天気も良く気温も22度くらい、道路事情も良いようだ。

ドライブも快調でみんなかなりのスピードで飛ばしてゆく。制限速度は100キロのようだが街中を出ると120キロ、平均的な車のサイズは日本と同じかそれ以下だがその殆どが二車線道路をそれより10キロ程度早いスピードで運転している。窓から見える景色はかなり乾いていて山がち、アメリカで言えばロスアンゼルスあたりの雰囲気に近いかも。

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最初のグラナダに到着、こちらのアパートに2連泊する。

Booking.comのアプリをダウンロードすると予約を一括管理できるだけでなく、この画面の「ルート案内」を押すとGOOGLEマップのナビが立ち上がるので便利だったが、予想以上に狭い石畳や一方通行だらけの道には苦労した。そんなこんなで何とかこちらのアパートに到着したものの道が狭すぎてアパート前で駐車することも荷物を降ろすこともできなかった。

f:id:Mtkisco3:20191110113300j:plain止む無く先に車を駐車場に停めてそこから歩くことに決めナビを駐車場に再セット。

ところがナビに指示された通りに運転しても同じところをぐるぐる回るだけで行き着けず。散々時間を無駄にしたところでその駐車場は諦め、もう一つ教えてもらっていた別の駐車場にセットし直してようやく到着したが、そちらも地下一階の駐車場に降りるのに切り返しが必要なほどの狭さだったのには驚いた。

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それでもそこから荷物を転がして到着したのはこんなアパートメント。

日曜到着だったために、あらかじめメールで教えてもらっていた玄関ドアのデジタルキーを開けると部屋のドアの外側に鍵の入った封筒が貼り付けてあった。

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中はワンベッドルームにリビングとキッチン。

予定通り洗濯機もついていて、のはずが操作の仕方がなかなかわからず往生したり、乾燥の機能がなかったり、こちらが勝手に思い込んでいた今までのアメリカでのコンドミニアムの経験が、ここヨーロッパでは全く通じないことを思い知らされた。

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まあ、それでもめげずに早速バル巡りを開始。

とは言え何分にも初めての地。自分のいるところすら今ひとつわからず目星をつけていたバルに向かおうと通りがかりの人に道を聞くと、なんと親切にもそこまで案内してくれて昼の時間が終わる直前の半分ほどシャッターが降りた店に滑り込むことができた。それにしてもこの先もスペインの人たちの親切さには随分と助けられることになる。

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てなことで現地の人でいっぱいのカウンターに図々しく割込み。

早速習っているスペイン語でビールを注文すると黙ってこんなタパスがついてきた。ビールの値段は3ユーロほどなのにこんな物が付いてくるとは驚き。とりあえず一杯飲んで、そして私のスペイン語が通じた安心感もあって、長かった空の旅の疲れが吹き飛んだ気がした。

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さて、この辺りのお店の夜の部は8時から。

そこで一軒目のバルで2杯ほど飲んだところでさっさと部屋に戻り昼寝と決め込むことにした。現地流の昼寝をしてさっぱりしたところで今度は迷う事もなく同じ通りにある別のバルに夕食に向かった。

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ここでは最初からワインを頼むとやはりこんなタパスがついてきた。どうやらグラナダではそういう仕組みとなっているらしい。

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そこで、頼んだのはやはり生ハム。

噂には聞いていたがやはり日本で食べる生ハムとは完全に別物。しっとりとして噛むたびに旨みがギュッと出てこれではワインが進むのも当たり前。この後も行く先々で生ハムを頼むことになる。

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翌日は朝早くからこの日のハイライトのアルハンブラへ。

宿から歩いて行くことにして結構急な坂道を登るとこんな入り口の門があった。今回は急な予約であったためメインとなるナスル朝宮のチケットが取れず、チケットが取れたヘネラリフェと呼ばれる庭園とアルカサバと言われる城砦跡を見学した。

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スペイン最後のイスラム王朝の夏の避暑地と言われたのがこのヘネラリフェ。

そこにはそこかしこに綺麗な花と水があって往時をしのばせたが、やはり有名どころだけあって各国の団体客で賑わっていた。

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また、山の端に位置するアルカサバからはグラナダの街が見渡せて、なるほどここでイスラム軍とキリスト軍が最後の最後に戦った場所なのかと感慨深いものがあった。この後も行く先々でこんなイスラム教とキリスト教の戦いを偲ぶことになる。

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街に降りて反対側にあるサンニコラス広場のそばにはこんな白い壁の家。

これからも、あちこちでこんな白い壁の家や村を見ることになる。

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さて、頃合いはお昼、とは言ってもお昼のスタートは2時ごろから。

歩いてすっかり喉が乾いてしまったのでまずはビールを頼むと出てきたタパスは肉団子。そして、やはり一回は食べないと落ち着かないので頼んだのはパエリヤ。最近は冷凍物のパエリアを出す店が多いという中でこれは待たされただけあって本物で、やはり日本で食べるものとは比べ物にならないほど美味かった。

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そのあとは部屋に戻ってまたもや昼寝。

8時になるのを見計らって出かけたのはガリシア料理のこんな店。

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この店名物の3品をハーフサイズで頼んだのにこの量が来た。

タコのガリシア風は本場物を初めて食べてみたがタコが信じられないほど柔らかく仕上げられていてとにかくうまかった。もちろん唐辛子を揚げたものもイカを焼いただけのものもやたらとうまくて大満足。盛り付けも変に凝ってないところが好印象だった。

さあ、これでグラナダは終了、翌日は次の目的地コルドバに向かうことになる。

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スペイン車旅 成田からマラガへ

台風騒ぎのせいで色々とバタバタしつつも成田へ到着。

指定されたGlobal WiFiのロッカーから予約をしておいたWiFiを受け取って、ターミナル1からLCCのJIN Airにチェックインしてようやく一安心。ちなみに飛行機代は仁川まで2人分往復で4万円ちょい。これで1人15キロの荷物1個分とちょっとした食事がついていたが、荷物の重量超過が怖かったので往復とも2人分それぞれ5キロづつの追加料金を先払いしたのでほぼ5万円になった。JIN Airそのものは言われるほど座席も狭くなく何ら問題は無かった。

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ところがその後はプロローグでも書いたように成田の滑走路上で渋滞にハマったり、仁川の入国でイライラすることになる。それでも何とかターキッシュエアーにチェックインして搭乗しこれで本当の一安心。

ただ今後の乗り継ぎのことを考えるともっと余裕を持ったスケジュールを組む必要性を感じたのは確か。ここいら辺が仁川経由の面倒なところだろう。

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さて、ターキッシュのビジネスクラスはこんな感じで前の座席とのピッチは窓三つ分。

長さは十分、幅がもう少し欲しかったがそれでも十分広々として快適だった。(詳細はこんなブログがあったのでこちらを参照願います) ただしこのブログに出てくるラウンジは移転前の空港のラウンジのようだし、我々の場合にはここに出てくるような飛行中のワゴンサービスはなかった。それでもさすがは競争の激しい中東系のキャリアーだけあって立派なものだった。

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離陸後はほとんど真西に11時間と30分飛んで、いよいよイスタンブールに到着。

その間、上のブログでも紹介されているような食事が2回出てお腹もいっぱい、座席もフルフラットになったので楽々眠れてやはりエコノミーとは大違い。やはりビジネスクラスを選んで正解だった。

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イスタンブール到着は現地時間で朝の5時15分。
新空港になってちょうど1周年のお祝いモードの中、ここでの乗り継ぎ時間が4時間もあったので噂に聞いたラウンジに向かった。

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入り口の自動ゲートに搭乗券のバーコードを読ませて入場するとすぐグランドピアノが優しい音色を奏でていた。そして成田にあったラウンジとは比べ物にならないとんでも無く広いスペースが出現した。

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まずは脇にあったキオスク型の端末にやはり航空券を読ませてでWiFi用のパスワードを入手。

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中は暖かい食事の取れる複数のコーナーや子供達のスペースまでと至れり尽くせり。

噂に聞いていたことを実際に体験して4時間の待ち時間も一向に気にならないほどだった。聞いたところによれば、予約すれば仮眠室やらシャワーから始まって、乗り継ぎ時間がもっとあるような場合は市内観光にまで連れて行ってくれるツアーもあるようでびっくりしてしまった。ここまでくれば乗り継ぎも悪くない。

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さて、イスタンブールからは一回り小さな飛行機に乗り換えて更に5時間弱。

そこでも結構立派な食事が出てうとうとしていると現地時間12時10分に予定通り太陽海岸コスタ・デル・ソルの中心地マラガに到着。空港もそれなりに大きいし何より太陽が眩しい。

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この日はそのまま最初の訪問地グラナダへ向かうので早速ハーツへ向かう。

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予定通りオートマ車トヨタC-HRを受け取りGOOGLEナビをセットして出発。

ちなみに今回はレンタカー会社から別付けのナビを借りることはせず、GOOGLEナビだけを使用した。ただしネットが繋がらない可能性もあったので、日本にいる段階でGOOGLEの新機能であるオフラインマップもダウンロード、さらに、そのまたバックアップとしてオフラインのiPhoneで動くMaps.meも用意したが、4Gの電波状況が良かったため使用することはなかった。

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2019/10 スペイン車旅 プロローグ

そもそもの経緯からこの旅を書き始めることにする。

このところ世の中で健康年齢なるものが盛んに言われるようになってきた。そこでそれに自分の年齢を合わせてみたら好きなことができるのもせいぜいあと5年程度しかないことにはたと気がついた。そんなわけで好きなことをやるのは今でしょとばかり、一生に一度はやってみたかったヨーロッパを車で走る旅をスペインでやってみようと決めた。

とは言え今年春には孫を連れてアメリカにも行ってきたので、実行は来年の春のつもりでそれとなくその間のワンコの世話を近所に住む娘に打診してみたところ、来年に14歳になる爺さん犬では責任を持てないとあっさりと断られてしまった。何気に、じゃあ今なら良いかと持ちかけたところ意外にもそれならO Kとの返事。

じゃあ、気が変わらないうちにと即決したものの、さあ、それからが大変。ツアーとは異なり全てを自分で手配しないといけないし、予定もしていなかったのでお金もなんとかしないといけないしで難題続出も一旦動き出したものはもう止まらない。

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てなことで、まずはコース決め。
行き先はスペインと決めていたが、秋も深まるこの時期なので寒いところは避けることにして暖かいアンダルシア地方と決めた。いくつかの有名どころはやはりみてみたいし、加えてせっかくのスペインなのでバル巡りもしてみたい。そこでドライブするのは午前中だけ、距離にして200キロ程度と決め、出来上がったのがスペイン南部のマラガに入って上のルートを反時計で廻る7泊8日周遊コース。日本からそこまでの行き帰りを含めると合計11日間の長旅となった。

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次は宿泊の手配。

まず宿泊の目玉として何泊かは古城などを改装したパラドールと言われる国営ホテルに泊まることにしたが、一番泊まりたかったアルハンブラ宮殿はもはや満室、それでも口コミで評判の良かったカルモナとカディスの二つが予約できた。残りのグラナダコルドバ、マラガの宿泊は見どころを徒歩で廻れること、そして持っていく荷物を最小にするために、市街中心部の洗濯機付きのアパートメント (アメリカで言うコンドミニアム)を全てBooking.comを通して予約した。ちなみに高齢の母親を抱え、最後まで何が起こるかわからなかったことからキャンセルができる予約としたので、前払いや返金なしの宿泊予約よりも多少割高となったことは否めない。

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次はレンタカー。

これについては先日このブログにも書いたように免許の有効期間が半年に満たず国際免許の取得ができなかった。やむなくハーツの翻訳サービスを利用することにしたのでレンタカー会社は自動的にハーツとし、ヨーロッパではレンタカーを含めマニュアル車が標準の中で数少ないオートマ車だったトヨタC-HRを選択した。その際、より大型の車も勧められたが振り返ってみるとスペインの市街地は道が極端に狭くこのサイズを選んだことは大正解だった。

ちなみに別途の旅行保険をかけて行ったのでレンタカーの保険は最低限必要なもののみとして費用は約4万円、この他、ドライブに必須だったナビやWiFiについてはおいおいブログの中で触れていきたい。

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最後の大物は航空券。

春のアメリカ旅行はエコノミーで飛んだがやはり体がかなりきつかった思い出がある。そこで何とか安いビジネスクラスをと探したところ、あるブログを通じ仁川を経由することで、日本発のプレミアムエコノミーよりも安い値段でヨーロッパまで飛べることがわかった。そこで格安航空券比較サイトの Skyscanner  を通じ、時期を含めたいくつかの選択肢の中からイスタンブールで乗り継ぎのトルコ航空に決め、1人当たり23万円ほどで、マイルもたまる仁川→イスタンブール→マラガのビジネスクラス往復航空券を購入することができた。(万が一のキャンセルに備え料金の7割を返金すると言う保険を含めたため裸の航空券の金額は20万円ちょっとだった)

一般的にビジネスクラスを使うツアーの場合には日本とヨーロッパ間のみがビジネスで、ヨーロッパ内の目的地まではエコノミーのケースが多いようだが、今回は最終目的地まで全てがビジネスクラスで飛べたので随分と体が楽だった。この他に成田から仁川までの往復は安いLCCを利用した。

と言うことで今回の旅の予算は全て含めてカミさんと2人分で約100万円に収めるつもり、さて、果たして ?

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さて、準備も整ってスムーズに出発の筈が実は出発の朝からハラハラの連続。

まずは台風20号のおかげて予約していた成田エクスプレスが運休との情報が流れ、慌てて京成スカイライナーに予約し直し。成田には無事着いたものの前日の遅れ便が多く今度は滑走路上で延々と離陸待ち。30分ほど遅れて仁川に着いたと思ったら今度は入国管理が大混雑で随分と余裕がある筈だったイスタンブール行きの飛行機にチェックイン出来たのはギリギリ。おかげで仁川ではラウンジに寄る暇も無くゲートに直行する羽目となった。

この後も想定外のハプニングが続く旅となるがその辺の顛末はまたその都度書いていくことにしたい。

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