この日のカディスまでのドライブは約150キロほど。
まずはパラドールのこんなレストランでしっかり朝ごはんを食べて出発。
前日から観光は諦めると決めてはいたもののどのみちセビージャは通り道。加えて今習っているスペイン語の先生がそのセビージャの出身なので、まさか行かなかったでは通らない。そこでスペイン広場だけでもササっと見てみようと車を向けた。
ところが高速から下道に降りて暫くすると、横に乗って地図を見ていたカミさんがここだとここだと大騒ぎ。
私の方は結構車が増えてきたこともあって、ゆっくり地図を見ることもできず目についた近くの駐車場に車を向けた。
そこに車を止めて歩き出したところ、そこはセビージャ中央駅だった。
カミさんの完璧な間違いで、どうせなのでどんなところかと見学してみると駅ナカにいくつも店の入っている大きくて新しいA V Eという高速列車の駅だった。どおりでたくさんの観光バスやタクシーが止まっているはずだと納得、そのあと改めてナビを再セットしてスペイン広場に行ってみたが、こちらも観光バスがたくさんいて大混雑、一応は行ってみたと言うことで止まる事もなく通り過ぎることにした。
さて、再度高速に乗ってカディスまで。
ドライブの方は快調で追従型のクルーズコントロールを使っての運転はあまり疲れることもなく周りの景色を見る余裕も出てきた。カディスに近づくにつれ緑も一層増えてきて道路脇に見えている木々も何やら南国の様相。てなことで、着いたところはカルモナのパラドールとは反対の凄い近代的でスタイリッシュなパラドール。
中はこんな感じで目の前は海。
こんな五つ星ホテルにたった一泊では申し訳ないほどで、きっとヨーロッパの金持ちはこんなところに10日ほど家族で滞在して海とプールを楽しむのだろうなと思えるほどの宿だった。
そんなことを考えながら早速歩いて街の様子を見学にでた。
が、正直な話もう既にたくさんのお城やら名跡やらをみてきたためにあまり興味も湧かず適当に切り上げて中央市場を目指した。
カディスと言えばフェニキア人によって開かれたスペインで一番古い港町とか。
そのせいかマグロをはじめとしていろんな魚が並んでいた。もちろん魚だけではなく肉から野菜までが並び、その周りにはそれらの食材を使ったお店もズラリ。
我々もそんなお店に並んで早速一杯。
量は多いわ安いわ、何より市場の中なので新鮮そのもの。いやぁ、困ってしまうほどここもまた旨かった。
この日はたまたまハロウィーンの日。
一旦ホテルに戻ってまた街に出てみると、そろそろ薄暗くなってきた通りにはこんな仮面を被ったバイオリン弾きや仮装をした子供達の姿。遅くまで声が聞こえていた。
さて、夕飯はどうしよう。
昼に出かけた時には一応こんな良さげなバルに目星をつけてきたのだが、それでもこれだけバル飯が続くとさすがに飽きてきた。
そこでパスタあたりで軽く済まそうとこんなカジュアルレストランに出かけた。
ところがその軽めのつもりがこの2皿だけでもお腹がいっぱい。それでも目先が変わって美味しかった。
さて、いよいよこの翌日は私がどうしても行ってみたかったアフリカが見えるかもしれないジブラルタルと、この旅の出発点だった最後の目的地マラガへ向かう。
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