スペインに入って3日目。
この日はハエン (Jaén) を経由して210キロ先のコルドバに向かった。
途中こんな鄙びたところで休憩してお茶。
それでも粉から挽いてくれたカフェコンレッチェ (いわゆるカフェオレ) は美味かった。
例によって一方通行の細い道に気を遣いながらお宿に到着。
この日のお宿はたまたま専用パティオまでついた立派な2ベッドルームのアパートメントで玄関ゲートを入ると右奥に見えるのが私たちの部屋の入り口。こちらも接した道路が狭くそれでもようやくのことではじに駐車して荷物を降ろすと、レセプションの女の子が車に同乗してちょっと離れた専用駐車場まで連れて行ってくれた。
荷物を置いてまず出かけたのは中華料理店。
日本を離れて4日目、この辺りでこの類のものを食べておかないと、この先せっかくのバル巡りがしんどくなりそうだと意見が一致。とりあえずこんな食べ慣れた味にホッと一息ついた。
その中華料理店のすぐ脇にもこんなローマ時代の遺跡があって修復作業が進んでいた。
どうやらこの辺りはいろんな時代の遺跡のオンパレード、そこらかしこでまるで歴史の博物館のようなもの。歴史好きにはたまらないだろうな。
さて、そこからはまた歩いて、ここコルトバの観光の目玉メスキータヘ。
門を潜るとこんな中の光景が目を引いた。
メスキータとはイスラム教のモスクのこと。スペイン語でmezclar (混ぜる)という動詞があるがおそらくはその言葉通り、最初はイスラム教のモスクとして使われ、その後キリスト教がコルドバを征服すると、この教会を壊さずに使用したのでこの名前が課せられたらしい。そのせいであちこちに両方が共存した雰囲気が色濃く残っていた。
その後はそこから歩いてすぐのローマ橋へ。
コルドバは紀元前にローマ人が建設した街で1世紀にはすでにローマ人によってここに橋が造られ、その後918年になってムーア人が今の形の橋を作ったとのこと。なるほどそう言われれば触れる空気までそんな歴史を感じる気がした。
次はガイドブックに従ってユダヤ人街にある花の小径へ。
正直こんな道がずっと続いているのかと思っていたら、ホンの20メートルほどの小径だった。もっともこの後もあちこちでこんな白い壁に花を飾った光景を見ることになる。
その後は例によってアパートに戻って一休み。
この日の夕食はアパートに戻る際にちょっと気になっていたTaberna La Quartaというアパートからはほんの20メートルほどのお隣さんのレストラン。
こちらで食べたのはこんなもの。この中で一番だったのはキノコのソテーで単にオリーブオイルで焼いてイタリアンパセリのようなソースを乗せただけなのにびっくりするくらい美味しかった。二番目はコロッケでこの辺りの名物、三番目は子羊の骨つきソテーでいずれも素朴ながらなかなかの味。
予備知識なしで訪れたレストランだったが、開店と同時にほぼ満員になっていたし、部屋にもどって見たレビューもなかなかだったので良い選択だったようだ。
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