この歳まで生きて来て最後に事故や逆走なんて事は嫌なので運転をやめると決めた
そのことは何度も書いてきているが、それならやめる前にまだ行った事の無かった知床と稚内へ行ってみたいと思ったことからこの話が始まった
早速調査を始め、当初は知床まではノンストップで行こうと思っていたところ、たまたま札幌の知人から途中のナイタイ牧場が素晴らしいので是非行ってみたらとの情報が入った
知床までは高速も途中までしか無いし、距離もありすぎてキツすぎると思っていたので、これ幸いと中間点にあった足寄(あしょろ)で一泊する事にした
そこでワンコを預けた後は高速道路をまっしぐら、まずはナイタイ牧場を目指すことにした
高速を降りた後は下道を走り2時間半ほどでナイタイ牧場の入り口ゲートに到着
さらにそこから7キロほど景色の素晴らしい専用道路を登るとナイタイテラスが見えてきた
ナイタイ牧場は日本で一番広い公共の牧場で東京ドーム363個分だとか
実際にそう言われても広すぎてピンと来なかったが、一山全部どころか見える範囲の山全部がこの牧場のようで、もう少しすっきりと晴れていれば太平洋まで見えるらしい
さて、そんな景色を楽しみながらまずはこちらで昼食タイム
沢山のバイク乗りと一緒の列に並んで注文したのは名物のナイタイバーガーのタルタルソース、思った以上にボリューミーでパテの味もしっかりとしてこれは美味かった
さて、その後はここから比較的近いタウシュベツの橋にも寄り道
実は橋の袂まで行けるものと思っていたら、予約をしてそこへ至る林道の鍵をもらう必要があるとかのことで諦め、反対側の展望台から遠望をパチリ
もっとも熊出没の看板もあったのでそちらの方が怖かったというのが本音かも
さて、そこからはこの日の宿泊地、足寄まで1時間ほど
松山千春の生誕地というだけでそれ以外は何も無し、ただ、それだけにこれぞ北海道の原風景で、この歌碑の松山千春の歌「大空と大地の中で」にピッタリだった
てなことを思いつつそんな街にはちょっと似合わないオサレなホテルにチェックインした
ちなみに今回予約したホテルの中で唯一こちらのホテルだけには温泉が無かった
そこで、すぐそばの町営の温泉で夕食の前にひとっ風呂、これがまた地元の人たちで賑わっていて気に入った
すっきりと汗を流したところで夕食はかっては足寄の駅前通りだったところにある老舗の和食屋さんに決定
和食店という割にメニューは殆どが丼もの、その中から豚丼にうどんが付いた定食を食べてみたところ、この豚丼のタレが絶妙で驚くほど美味くて驚いた
翌朝はこじんまりとしたホテルの割には立派な朝ごはんを食べて、いよいよ今回の旅の本命、知床に向かう事になる