この旅も最終日、この日もまずは朝散歩から。
途中で出会ったのはこんなデカい船のスクリュー。
このビルは今治市役所でさすがは造船の街。もう既に日常の生活が始まっているようで今治港ではどこかの島へ向かうフェリーの運行が始まっていた。
しかも、すぐそばには思った以上に大きな商店街もあって、やはりこの街は港から発展してきたんだなと再認識させられた。
さて、朝食を済ませて乗りこんだのはアンパンマンの特急電車。
この電車は今治から瀬戸内海の沿岸を走り、丸亀の先あたりで高松方面の車両と切り離し、瀬戸大橋を通って岡山へ向かうことになる。
それにしても、まあとにかく良く揺れたのには驚いた。JR四国も頑張ってはいるのだろうが、乗客もそれ程はいないのだろうし、線路のメンテナンスも中々追いつかないのかもしれない。
と、文句を言いつつも2時間ちょっとで無事岡山へ到着。
降りてみて予想以上に大きな街だったのにはまずびっくり。今回は福山と言い、今治と言い、思った以上に大きな街だったが、さすがは70万人が住む岡山市、お見それしました。
と言うことで、少々戸惑いながらも向かったのは竹久夢二の郷土美術館。
もちろん岡山駅でそのまま新幹線に乗り換えて真っ直ぐ帰ってもよかったが、あえて途中下車したのはこちらに寄り道をしたかったから。
写真や何かでは見たことがあったけど、そのおかげで実際に夢二の原画をこの目でじっくりと堪能することができた。
そのあとはすぐお隣にある岡山後楽園にも寄り道。
お天気も良く、桜も咲いて、そんな雰囲気に誘われて、ここでは柄にもなくキビ団子を食べながら抹茶を楽しんでみた。
折角なので園内をぐるっと一回り。
幸せそうに結婚写真を撮るカップルがいたり、お花見を楽しむグループもいて賑わっていたが、岡山城も見たので駅に戻ることにした。
最後は岡山名物のデミカツ丼を食べて新幹線で帰宅。
さて、今回はあちこち欲張りすぎて少々忙しかったが、何よりも天気が良くて、素晴らしい景色を満喫することが出来た。その上に食べものも酒も美味しくて大満足の旅となった。
おまけに、今までは遠いところは飛行機でと決めつけていたが鉄道旅も意外と早くて便利。そんな意識を塗り替えてくれたような気がする。
加えてソロ旅も満更ではなかったし、国内にもまだまだ知らないところだらけ、次は淡路島とか小豆島あたりへ出かけてみたい。