朝6時起床。
とりあえずは晴れている。
実はこの日の午前中にこのパックには含まれていない半日コースのシーカヤックを予約していた。せっかくの、しかも初めてのカヤックなので雨だったら最悪と思っていたがどうやら何とかなりそうな雰囲気だったので一安心。
と言う事でまずはホテルの朝ご飯。
滞在中のホテル Pat Inn ではこの朝ご飯が売り物。品数も多く一つ一つもしっかりとした味付けで、特に具沢山の味噌汁は特筆物だった。何でも毎日メニューが変わると言うことなので明日も楽しみになる。
さて、腹ごしらえも済んだ。
この日はこれからこの面白そうなガイドさんと一緒に半日コースのシーカヤックに出かける。
朝8時半、ホテルでピックアップしてもらいまず向かったのは境浦海岸。
同行者は25歳のお嬢さん2人と定年が決まり有休消化で滞在中というおばさまの3人。ここからは第二次大戦で沈められた濱江丸が見えた。昔はもっとその船体が見えていたようだが、その殆どがザビてしまって消滅し、今や見えているのはブリッジのほんの少しだけ。
そこから更に車で5分ほどで、カヤック出発点の扇浦に到着。
心配していた雨も風も今のところは大丈夫そうだということで、まずは準備体操と漕ぎ方の講習。ガイドのトミー Gさん本人を含め計5人となるので私は一人乗りのカヤックとなるようだ。
ここ扇浦 (6番とある場所 )から浦伝いに先ほど沈船のあった境浦まで往復するとのこと。
えっ、あんなに遠くまでと思ったが途中で上陸して休憩も入れるので頑張っていきましょうとのことで漕ぎ方開始。あとで聞いたら片道1.5キロほどあったと聞いて驚いた。
漕ぎ出してみると意外とスムーズに進むのでびっくり。
もっともすぐ脇の崖はこのような穴や塹壕らしきものの跡がたくさん。ガイドさんの説明によれば第二次大戦中の父島は日本本土防衛の最前線基地だったようで、こんな塹壕の跡があちこちに残っていた。幸い滑走路を作る場所がないと言う理由で米軍の上陸こそなかったものの爆撃は大変だったらしい。
漕ぐこと30分ほどで先ほど上から見た沈船のすぐそばの小さな砂浜に上陸。
ここではガイドのトミー G さんが熱いコーヒーを出してくれて感激。お嬢さんたちはガイドブックにもよく出てくるブランコで遊んだり、 GoProでの動画撮影に夢中。
帰りは白い建物が見える向こう岸の扇浦まで。
実はこのあとで風が変わって逆風で流されたり、ちょっとした波があって漕ぐこと自体も結構大変だったので、お嬢さん二人のカヤックはガイドさんが一人乗りのカヤックに乗り換えて曳航。その結果、私はおばさまと二人乗りのカヤックで頑張って何とか無事にご帰還。
2時間ほどの初めてのカヤックは中々に楽しかった。ところがこの辺りからそろそろ天気がおかしくなり出したのでホテルへ送ってもらう事にした。
さて、ホテルに戻ったものの入港日以外は昼食はやっていないとのこと。
已む無く自転車を借りて街まで行く事にしたが、向かっている途中ですでに降りだしてきた。そこで一番手前のハートロックカフェに飛び込んだ。
外はもはやスコールのような大雨。
多少濡れはしたけれどまずはここに飛び込んで大正解。ビールを飲んで腹ごしらえをしながら雨が上がるのを待つ事にした。そのせいなのかどうか、ここで食べたダブルチーズバーガーの味が全く記憶に残っていない。
幸い小降りになって来たので再度チャリに乗ってホテルへ戻り、せっかくの時間が勿体無いような気もしたが、この日はもう出かけない事にしてベッドに寝転がり、まぁ、こんな休暇の過ごし方があっても良いだろうと、持って来た単行本を読んで過ごすことになった。
その後も依然として雨が降っているのでこの日はホテルで夕食と決めた。
朝ご飯を食べた場所と同じレストランでディナーメニューはこんな感じ。
リーズナブルな値段で美味しそうなメニューがそこそこ並んでいた。シェフはホテルオーナーの弟さんの模様。
ビールを飲みながらその中から選んだのはマグロとソデイカのカルパッチョにメンチカツ。
いやぁ、思った以上にうまかった。
実はこのあとは更に大雨。
雷が鳴って近くに落ちたようでとんでもない光と音で散々。とてもじゃないが外に出れる雰囲気は全く無し。結局読書にも飽きて、部屋の大きな風呂桶にお湯を張って入浴。
こんな形で3日目は終了することとなった。
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