ベイカーズダズン @ 沼津

久方ぶりにイタリアンでも食べようかとなった。

考えてみれば昨年秋にここ沼津と茅ヶ崎の2拠点生活を始めてみたものの、コロナもあって外出も憚られたし、ましてや夜の時間帯に駅のそばまで出かけて行くのは初めて。そのため行きつけの店などあるはずもなく、今回はカミさんがランチで行ったことがあるという店に行こうということになった。

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中はこんな感じ。

リストランテというよりはオステリアとかイタリアンバールみたいな雰囲気で気を使わなくて良いところが気に入った。そのせいか人気のようで殆どのテーブルが幅広い年代の女性で埋まっていた。

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我々は開店早々に入店したが既に先客が一組。

席につくと店員さんが壁に掲げられていたのと同じような縦横1メートルほどの手書きのメニューを持ってきてくれた。その中からまずは前菜の盛り合わせと生牡蠣、それにこの店の売り物らしいギアラと豚モツのトマト煮を注文。

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とりあえずビールで喉を潤していると、まずは生牡蠣が最初に登場。

次に登場した前菜盛り合わせは量が多いとは聞いていたが、想像以上でお店にある前菜をすべて盛り合わせたのではと思えるほど。これだけでもワインを3杯くらい行けるほどで、我々もここからワインに切り替えた。

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ここで熱々のトマト煮が到着。

大好きなトリッパが無かったのでこれを注文してみたが、見た目も味もまさにトリッパそのもの。何でもギアナとは牛の4番目の胃のことでトリッパは二番目の胃だということをここで初めて知ることになった。

さて、この辺りでお腹の方はもうそこそこそ膨れていたのだが、実はどうしても食べてみたかったメニューがおすすめの中にあったので頼んでみた。

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と言うことで、これがそのイワシのベッカフィーコ シチリア風。

干しぶどうとパン粉などをイワシで巻いて焼いたもので、私は美味しく頂いたがどうやらカミさんは苦手だったらしく、半分ほど食べたところでギブアップ。せっかく、ここまで良い気分で食べてきたのに口の中が最悪と怒られてしまった。

と言う事でこの店をまとめてみると、カジュアルな雰囲気は二重丸、料理はそこそこの味で丸、ワインはカミさんに言わせると少々ハテナ、値段はまあこんなものかなと言うところ。それでも奥にある4つの個室まで含め全て客が入っていたので予約は必須のようだ。

実はこのあと、その口直しにもう一軒立ち寄ることになってしまったが、そちらは省略するとして、沼津にもきっと観光客向けではない美味しい店があるはずなので、またおいおい探していきたいと思っている。

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