このところの人手不足でようやく待遇改善が動き出した。
特に最先端技術者に対してはNECで新卒1000万なんて話が出てきているそうだ。確かに日本の基準で見れば凄いことに見えるのかもしれないがまだまだ全然周回遅れの気がしてならない。
これまでの日本の競争力を支えてきた大集団が現役を退いた今、今後の日本の競争力を支えるのは若い人達しかいない。しかも数の上でははるかに少なくなっている中でそんな若い新卒の人たちの初任給が今もって２０年前と同じ水準とは情けない限り。
世代間でのいろんな軋轢があるのは確かだが、それこそ世界を基準に果敢に物事を変えていかないとお家芸だった技術面ですら忘れ去られる国になってしまうか、あるいは、日本だけが取り残されて他の給与の高い先進国に部品や素材だけを提供する下請け仕事の国という位置付けになりかねない。
あぁ、それにしてもいつまでこんなうっとおしい空模様が続くんだろう。
さて、昨日はそんなうっとおしさを振り払おうと酢豚ならぬ酢鶏とした。
普段より強めに酢と甘さを効かせた濃いめの味がビールによくあった。
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