今回の札幌プチ移住もあと２０日ほどになった。
あちこちに触れ回った訳では無いけれど、ある程度の知り合いにはこの夏は札幌に行くと告げたところ、ほぼ全員が北海道は美味しいものが沢山あって良いねと羨ましがられた。
ところが実際はとなるとハテナというのが正直なところで、もちろん野菜にしても魚にしても新鮮で文句なしなのだが、期待していた寿司とラーメンとなると残念ながら期待ほどでは無かった気がしている。
特に寿司についてはいくつかのそれなりの寿司屋もカウンターに座って試してみたが、どうも回転寿司のレベルが高すぎるせいか、それともコースで食べさせる設定のためか、値段の割には満足できる寿司屋には当たらなかったような気がする。
ラーメンやジンギスカンなども同様でこれはというものには出会えなかった。もちろん短期間の観光の合間で食べるのと、現地で暮らしている中で食べるのでは、感覚的にも大いに違うということなのかもしれない。
もっと言えば、美味しいものを探すという意味では、まだまだ修行と投資が足りないのかもしれない。来年もまた札幌に来て暮らしてみるつもりなのでそれまで楽しみに残しておく事にしたい。
さて、そんな辛口のことばかり書いてきたので私が美味しかったと思うラーメンを三点。
最初は今年８月にオープンした狸小路の西の外れにある梟という店の味噌ラーメン。
ニンニクがガツンと効いた鶏白湯味噌スープに中太ちぢれ麺で、従来の札幌味噌ラーメンとは異なる新しい感覚のラーメン。塩ラーメンはちょっとだったがこの味噌は美味かった。
こちらは昔からある老舗。
味はシンプルそのもので、上の梟のラーメンとは対極のいわゆる札幌の味噌ラーメンの懐かしい味にホッとした。
こちらはご存じ一風堂。
博多からラーメンの本場札幌に出るにあたり定番の赤丸、白丸を封印して札幌用の新しいメニューで挑んだとのこと。これは「中華そば」で個人の好みのせいなのかもしれないが、今回の札幌滞在中に食べたラーメンの中で一番美味かった。さすがは海外にも支店を置くほどのことはある。
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