いくつかまだここ札幌で行きたい店が残っている。
来た当初はすすきのあたりを探ってきたが最近は近いこともあってもっぱら大通公園のあたりでお店を物色、昨日はその中で何かと評判の良かった西１１丁目の「さゝ木」に行ってみた。
何せこのために休肝日を１日繰り上げたくらいなので期待感は満々。そんなこともあって予約の時間よりちょっと早めに到着し私たちが１番目のお客。予約時はカウンターになるかもと言われていたが掘りごたつのテーブル席に通された。
メニューからまず選んだのが「お造り五点盛り」と「ラムの生ハムとクリームチーズ」。
刺し盛りの方は海鮮がうまいと聞いていた通りで文句なし、特に本鮪と鰤の腹身が絶品。ラムの方は驚くほどクセが少なくチーズとの相性も良し、特にこの黒胡椒がアクセントになって、これはどう考えてもワインのお供。
そうこうしているうちに店は黒っぽい背広姿のサラリーマンで満席。
うかうかしていると店が忙しくなって料理が出てこないので慌てて２品ほどを追加注文。こちらは「イカの炙り」で私の想像していた「イカの一夜干し」とは異なり、これはもうワタまで入っていて完全に酒の肴。
当然飲み物もそれに合わせた銘酒が揃っていたので日本酒に変更。このイカの炙りと日本酒の組み合わせはヤバいほどで酒が進む。
カミさんの最後の締めは「本日の五貫握り」。
赤酢のしゃりが特徴のようだがこれがカミさんには気に入らなかったようだ。実はこの店は魚がうまいと聞いていたので、酒を軽く呑みながら刺身を食べて寿司で締めるという地元の寿司屋的使い方をしようと思っていたが当てが外れて残念。
とは言え出てくるものはやはり評判通りで旨かったので私的には満足したが、やはりこの店の夜の営業形態は食べるよりはしっかりと呑む方に重きを置いているようだ。
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