鮨 若駒 @ 沼津

沼津とのデュアルライフを始めて半年を過ぎた。

その間、ここ沼津にも茅ヶ崎のいつもの寿司屋に匹敵するような旨い寿司屋もあるに違いないと何軒か試しに行ってみたが、帯に短し襷に長しでなかなか見つけられずにきた。そんな中、昨日は以前から気にはなっていた若駒に行ってみた。

f:id:Mtkisco3:20210425090802j:plain

場所は沼津魚市場に入る手前、築地で言えば場外みたいなところで、最初から夜のカウンターに座るには如何にも敷居が高くまずはランチで様子見することにした。

12時の開店を待って入店すると、予想通り昔ながらのスタイルで 品書きもなく、老夫婦2人でこの店をやっている模様。目の前のネタケースにはかなりの品数が並んでいたが、様子もわからないのでカウンターに座り5千円のお任せをお願いすることにした。

f:id:Mtkisco3:20210425091814j:plain

さて、まず瓶ビールを頼んで最初に出てきたのが、鮑の柔らか煮とタコの刺身。

お通しにしては豪華版でしっとりと煮込まれた鮑は本当に柔らかく、かたやタコはしっかりとした歯応えがあって甘みがあった。この段階ですでにここが一番我々の趣向にあってるなと確信した。

f:id:Mtkisco3:20210425092525j:plain

f:id:Mtkisco3:20210425092631j:plain

f:id:Mtkisco3:20210425092718j:plain

そうこうするうちに、カウンターの中で準備が整ったと見えて握り寿司が次々と登場。

あまりに次から次と目の前に出されたので、途中でちょっとゆっくり出してくださいとお願いをする始末。たまたま他の客がいなかったのでおまかせと言われて親父さんが張り切ってしまったらしい。

握りそのものは今風の凝ったものではなくてシャリも酢の塩梅が良い感じ。最初に小さく握ってくださいとお願いしていたとはいえ、写真に撮らなかったものを含め、数えてみたら合計で18貫も食べていたことに気がついた。

最初の中トロが2貫出てきたことを除けば全て1貫づつだったので、小さなお店にしてはそれだけネタの種類があったことになる。中でも圧巻だったのは味付けされたクラゲの軍艦で言われるまでそれが何なのかわからなかった。もちろん他のネタも全く文句なし、魚によってちょうど良い頃合いまで寝かせて味を引き出していた。

f:id:Mtkisco3:20210425093324j:plain

もう、お腹がいっぱいということで最後は巻物で〆。

その間にやりとりしたところでは、この地での営業も45年、お客はほとんどが地元とのことで、ようやく観光地化されていない寿司屋に行き当たったようだ。この内容を見れば値段もそこそこだし、カウンター越しで話もできる80歳だという親父さんはまだもう2、3年はやるということなので、まだしばらくは通うことができそうだ。

宜しければ⬇︎ ポチッとしてください。ご協力ありがとうございます。

男の料理 人気ブログランキング - 料理ブログ

湘南情報 人気ブログランキング - 地域生活(街) 関東ブログ