出航7日目。
石垣を出て向かった台湾の花蓮も小さな田舎町で特に印象には残らず、船はいよいよ神戸に向けて出港した。
2日半の航海中は幸い大きな揺れもなく、9日目の朝早く神戸港に到着。さて、いよいよ下船だが、実は私にとって神戸は一度は来てみたかった場所。大阪、京都は何度もあるが神戸はどういう訳か来たことが無く、今回はその神戸を観光するために帰りの羽田までの飛行機チケットを遅い時間で取ってあった。
幸い下船時の入国手続きもあっけないほどすんなりと終了したので、早速大きな荷物は宅急便、小さな荷物は三宮の駅ロッカーに預けて身軽になったところで行動を開始、まずは北野の異人館めぐりに出かけた。
そこまで向かう道すがら、インターナショナルスクールに通う子供たちと出会ったり、また、このあたりの街並みに合わせたと思しきオサレなスタバやコンビニに出会って面白かったが何せ登りの坂道が結構きつい。
それでも何とか登り切り、こんな道をたどりつつ百数十年前を思い描きながら歴史散歩。きっとそのころはこんな道の角々から海が見えたんだろうななどと思うことしきりで感慨深い。と言うことで最後の最後まで8泊9日を楽しんで船の旅は無事終了。
振り返ってみるとこれを経験したことで「動くホテル」としての便利さ、快適さ、体への楽さは体験できたような気がする。ハマってしまうところまでは行かないにしても、また機会があれば今度はどこか海外まで飛んでそこからクルーズを開始するなんてことを考えても良さそうな気がする。
(乗船記おわり)
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