奄美大島を夕方に出港し翌朝起きると沖縄の那覇に入港していた。
那覇では特に大きな出迎えの行事もなく朝が早いこともあってか、割と閑散とした中で上陸を開始。天気の方も今一つ。
沖縄には何度も来ているので、この日もオプショナルツアーはパスし、大半のツアー客が上陸した後に徒歩で国際通りに向かう。地図で見る限り大した距離ではないと思ったが実際に歩いてみると港からは登りの坂道もあって結構きつい。それでもこのような標識や屋根の上のシーサーがいかにも沖縄らしく元気付けられる。
いつもながら東京近辺では見られないような色をした活きの良い魚が並んでいる。
一通り市場内を見物した後はそのまま2階に上がり、取れ取れの魚を味わうことにした。
出港以来ずっと肉系の食事が続いたため、とにかく魚が食べたくてまずは刺身の盛り合わせを頼んでビール。確かこれで一盛り千円、ぷりぶり、コリコリの食感にビールはあっという間に空になる。
となれば、ここは沖縄。当然のごとく琉球泡盛の「久米仙」にスイッチ。昼の日中にちょっぴり罪悪感を感じながら呑む酒は旨いと誰もが言うが、もしかしたらこれが本当の贅沢なのではなどと思いながら旨い魚と酒で幸せな気分となった。