この日は大自然の旅の最終日。
この旅で初めてホテルでゆっくりと朝食。モーテルに毛の生えたレベルだった割にはホテル代に込みの朝食が結構立派な内容だったのにはびっくり。
朝食後はグランドキャニオンへの列車基地を横目に見ながら小１時間ほど先にあるルート６６の街セリグマンに向かった。個人的にそんなに思い入れのある所ではないが、どうせラスベガスへ向かう途中にあるし、あれだけたくさんのブログ記事があるところを見ると何かあるだろうと殆ど野次馬気分で出発。
セリグマン到着。見た所なんの変哲も無い田舎町だが何となく昔の風情が漂っていた。もしかしたら何もないのが良いのかもしれない。
ここセリグマンは映画「カーズ」で有名な場所とは知っていたが、その中心地の理髪店にはかっての映画俳優ジェームズ・ディーンの写真像。よくはわからないがこの街とは何らかの経緯があるようだ。
さて、そうこうしているうちにこのセリグマンの街興しを１人で頑張ったという、まだまだ現役でこの理髪店のオーナー、エンジェルさんが登場 (真ん中の緑の帽子)。有名人らしく一緒に記念写真を撮る姿も。
そんなセリグマンでいくつかお土産を買うともう特に見るものも無し。この日は時間的にも余裕があったのでこのルート６６そのものの下道を次の街キングマンまでゆっくり走ってみることにした。すぐわきにハイウェイがあるせいだろうか、まっすぐな道はガラガラ、こんな道を途中で数えるのを諦めてしまったが１００両を超える貨物列車と抜きつ抜かれずしながら６５マイルで走ると、でっかくて広いアメリカを実感した。
そんな気持ちの良いルート６６を走ってキングマンに着くともうお昼。元々ハンバーガーでもと思っていたところ孫たちからは思わぬリクエスト。どうやら既にアメリカ食にほとほと参っていたらしく急遽チャイニーズに飛び込むことになった。実のところ彼らの母親からは肉さえ食べさえておけば大丈夫と言われていたのだが、やっぱり慣れない環境の中ではそうだったのかと食べ終えて満足した顔を見てようやく気がついた。まあそれにしてもこの量の多いこと !!
さて、そんなキングマンからラスベガスまでは残り１８０キロほど。２０年ほど前に彼らの母親たち (つまり私たちの娘たち) を連れてグランド・キャニオンを日帰りした時はとんでもない田舎道を走った記憶があったが、その後で新しいUS-93というハイウェイが整備されたようで快適そのもの。途中でラスベガスのスーパー「ホールフーズ」で時間を調整し４時ごろラスベガスの真ん中ストリップ通り沿いにあるマリオッツ・グランドシャトォ (真ん中の建物」に到着した。
こちらはホテルではなくこんなフルキッチンと、カミさんがどうしてもと言っていた洗濯乾燥機、それにキングサイズのベッド１台とソファーベッド１台を備えた７０平米を超える広さのコンドミニアム。ここでこの日と翌日の２晩を過ごし次の目的地サンディエゴに向かうことになる。
ここまででとりあえず大自然の旅二泊三日は終わることにする。残りは一部のラスベガス部分も含め「本場メジャーリーグを観る」編でもうしばらくお付き合いください。
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